ビジョン アライメント型人事賃金制度
― 制度を運用することが、組織文化を育てるプロセスになる ―
理念を作った。朝礼で伝えた。壁にも貼った。
それでも社員の行動は変わらない。
そんな経験をお持ちの経営者は多い。価値観は言語化するだけでは伝わりません。
社員が「なぜここで働くのか」を自分ごととして腹落ちするには、日々の評価と報酬の仕組み
そのものが会社の価値観と連動している必要があります。
■ こんな声、聞こえていませんか?
▶ 経営者・管理職の声
・ 言われたことしかやらない。自分で考えて動かない
・ 当事者意識がない。売上もコストも「自分には関係ない」という顔をしている
・ 名ばかり評価のため、部下の自己効力感につながっていない
▶ 社員・被評価者の声
・ 評価基準がわからない。何をすれば上がるのか、なんとなく気に入られた人が昇給している
・ 給与の決まり方が不明。なぜ自分はこの給与なのか、一度も説明されたことがない
・ 社員の支給バランスに偏るため、頑張っている人がさほど報われない感じがする
この2つの不満は、実は同じ問題の表と裏です。
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経営者の不満 |
社員の不満 |
根本原因 |
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自分で動かない |
何が正解かわからない |
期待値の言語化不足 |
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当事者意識がない |
情報も権限も与えられない |
抜擢や参加感の欠如 |
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差がつかない |
頑張っても報われない |
評価基準の不在 |
どちらの側も「不公平感」と「わからなさ」に苦しんでいます。この構造を変えない限り、研修も面談も対症療法にしかなりません。
■ ビジョン アライメント型賃金制度とは
賃金制度の目的はコスト管理だけではない。「評価基準がわからない」「頑張りが報われない」
その不満の根っこにあるのは、賃金制度が会社の価値観と切り離されていることです。
社員が会社のMVVを自分ごととして、自律的に動く組織をつくること。それが、これからの中小企業に求められる人事賃金制度の本質です。
本制度は、会社のミッション・ビジョン・バリュー(MVV)を賃金と等級の仕組みに組み込んだ新しい発想の人事賃金制度です。
■ 制度の特徴
従来の賃金制度は、「何をやったか(成果)」「何ができるか(能力)」を評価の軸にしてきました。
本制度はそこに、「なぜやるのか(価値観)」という第三の軸を加えます。
では、ここで言う「価値観=バリュー」とは何か。
この制度では、「日々の仕事の成果・組織貢献・スキル」と「バリューの実践度・発揮度」を別々の軸で評価します。
バリューとは、その組織の中で良しとされる行動や判断の仕方を言語化したもの。
言わば、「自分たちらしい」行動や考え方(価値観)のことです。
前者は賃金に反映される。後者、つまりバリューをどれだけ日々の行動に落とし込んでいるかが等級(グレード)を決める軸になります。
バリューが日々の行動の中で実践されてはじめて、ミッションやビジョンへの道筋が拓ける。
この制度は、その「実践の積み重ね」を正当に評価する仕組みです。
評価は数字(定量目標)だけで決まりません。「あの場面でどう動いたか」という具体的な行動事実をもとに、
上司だけでなく複数の評価者が対話しながら判断します。経営者も最終的に関与するため、
「なんとなく決まった」ではなく、会社にとっても、本人にとっても意味のある評価になります。
”自分の今のステージで求められることを知り、次のステージへ向かって行動を変えていく”
評価者が繰り返し対話し、経営者が自ら判断に加わることで、会社の価値観が組織に少しずつ根づいていく。
制度を運用すること自体が、カルチャーを耕すプロセスになるのです。
会社の方向性が見えれば、働く意味も見える
本制度の最大の目的は、戦略的に “組織文化” を浸透させることで、事業と組織にモメンタム「勢い」をつくりだすことです。

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