作成日:2024/05/01
【BLOG】社員のエンパワーメントを引き出す!
ケン・ブランチャードの『社員の力で最高のチームをつくる──
1分間エンパワーメント』という本があります。
彼は、部下のやる気を高め、自発的に動ける社員をつくる方法として「組織図を逆さにしろ」と言っています。要するに社員が最上位に来るような組織にしなければならない!と。
多くの会社にはかならずといって「ヒエラルキー」があり、そこで働く人は、上下関係に配慮しながら発言しています。しかし、人間にとっていちばん心地いいのは、言いたいことが言える状況、裏を返せば、話を聞いてもらえることだと思います。
「私たちの会社はまだ小さいし、給料も低いけれど、自由に発言しても大丈夫、考え方やアイデアに対して無目的に批判されない」という組織文化があれば、働きがい(社員のエンパワーメントを引き出す)の醸成の上でも魅力的な要素になるでしょう。
具体的な事例が現れるまで多少の時間は掛かれど、次第に指示待ちや言われたことだけしかやらなかった社員も責任感(学びの意欲など)が掻き立てられ、仲間とも共創しながら、主体的に行動する習慣が浸透していくはず。
人事に魔法の杖はありません。私の経験を振り返っても、
最後は、上司が部下を信じて、やり抜く力が物を言うと思うのです。