作成日：2024/02/02
【BLOG】育休取得日数、国全体で男性は５日以内がトップ！
➢育休取得日数、国全体で男性は５日以内がトップ！少子化対策とは程遠い実態！
産後パパ育休が制度化されて以来、男性の育休取得率は上昇傾向にありますが、問題はその取得日数と事業所規模にあります。
某調査機関が男性の育休経験者に育休取得日数を確認したところ、約6割が「2週間以内」、4割が「5日以内」という結果になっています。男性の育休取得率は年々増加しているものの、取得日数の実態からすれば、まだまだ大きな隔たりがあることは明確。男性の育休は、育休と言ってイメージされがちな「長期で会社を休み、子供と向き合う時間を取る」には程遠く、お盆や年末年始の休暇期間とあまり遜色ないという人も少なくない実態が伺えます。
また、男性の育休取得率を上げているのは、男性の育休取得率の公表が義務化になった規模1千人を超える企業ですが（取得率約58％）、問題は日本企業の９割以上を占める中小企業では遠くその数字に及ばないことにあります。人手不足や資金の問題を抱える事情はわからなくもありませんが、国内需要の減退や逼迫する社会保障費など、少子化問題はひいては国力の問題につながります。いつまでも改革そっちのけで、助成金や補助金頼みでは「お金の切れ目が縁の切れ目」となり、男性育休は、一部の企業にしか利用できない制度で終わってしまいそうです。
