作成日:2025/01/10
【BLOG】SNSをマネージできなかった社労士である私の場合
昨年秋、私はソーシャルメディアである「Facebook」との10年に及ぶ関係に一つの区切りをつけました。この決断は、長年の試行錯誤を経て辿り着いた、私自身にとって大きな転換点となりました。
振り返ってみると、SNSの利用は私の日常に様々な影響を及ぼしていました。自らの投稿への反応がやけに気になったり、SNSでつながっている方々の投稿をチェックすることが日常化し、仕事中でも頻繁にアプリを開く日々が続いていました。また、社労士として、セミナーの告知・集客にSNSを活用していたため、申込数の推移などに必要以上に意識が向いていたことも事実です。
「Facebookをやめる」と決意しては再開するということを繰り返し、周囲の方々に不安定な印象を与えてしまったことも度々でした。しかし、完全に決別を選択した今、仕事への集中力が格段に向上したことを実感しています。
特筆すべきは、SNSの利用と並行するように、約10年前から抱えている介護うつの症状についても、精神面での安定が得られるようになったことです。両親が亡くなった後も、仕事への影響を和らげるため、現在も通院を継続していますが、日々の気分の変化に明らかな改善を感じています。
SNS自体は、新たな繋がりの機会をつくるなど、素晴らしいコミュニケーションツールですが、個人によって活用方法や相性は大きく異なります。私の場合は、距離を置くことで、より充実した仕事と生活のバランスを見出すことができました。この経験を共有することで、SNSとの付き合い方に悩む方々への一つの参考になれば幸いです。