作成日:2025/05/16
【BLOG】白崎あゆみのGROWモデルを活用した成長戦略
GROWモデルは、リーダーシップ開発(コーチングやアセスメント等)において最も効果的な目標達成のフレームワークの一つです。このモデルは、個人や組織の潜在能力を最大限に引き出し、具体的な成果につなげるための強力なツールとして広く活用されています。
GROWモデルの本質
GROWモデルは、目標設定と問題解決のプロセスを体系的に支援するアプローチで、以下の4つの要素から構成されています
- Goal(目標):明確で具体的な到達点を定義する段階
- Reality(現実):現在の状況を客観的に分析する段階
- Options(選択肢):目標達成のための多様な戦略を探索する段階
- Will(意思):具体的な行動計画と実行への決意を固める段階
各要素を引き出すための効果的な質問例
@ Goal(目標)に関する質問
- あなたが本当に達成したいことは何ですか?
- その目標を達成したとき、どのような変化や成果を期待していますか?
- 具体的に、いつまでに何を成し遂げたいのですか?
A Reality(現実)に関する質問
- 現在の状況について、具体的にどのような認識を持っていますか?
- 目標達成を妨げている現在の課題や障壁は何だと考えていますか?
- これまでにどのような取り組みや努力をしてきましたか?
B Options(選択肢)に関する質問
- 目標達成のために、どのような方法が考えられますか?
- 他に取り得る戦略や解決策はありますか?
- もし理想的な状況であれば、どのようなアプローチが可能だと思いますか?
C Will(意思)に関する質問
- 具体的にいつ、何から始めますか?
- その行動を確実に実行するために、どのような支援や資源が必要ですか?
- 進捗を確認し、軌道修正するための具体的な方法は何ですか?
実践的な活用のポイント
GROWモデルを効果的に活用するためには、以下の点に注意することが重要です。
「Interpersonal Relationship」
ベースとなる良好な人間関係を構築することが大切!
- オープンで誠実な対話を心がける
- 批判や否定的な言葉を避け、建設的な対話を心がける
- 相手の潜在能力を信じ、可能性を引き出す姿勢を持つ
- 定期的な振り返りと軌道修正を行う
このコーチングの最大の特徴は、対話アプローチを通じて本人や組織が「なぜ変わるのか、どこまで変わるのか」を具体的にしていくプロセスにあります。GROWモデルは、質問者が全体像を把握しながら、具体的で効果的な質問を通じて、相手の気づきと行動を促進する実践的なフレームワークとして活用できます。
GROWモデルを活用したコンサル業務は、
副所長の白崎 あゆみ(エグゼクティブコーチ)が主に担当いたします。
