BLOG 未来は今日にある!
BLOG 未来は今日にある!
作成日:2024/08/16
【BLOG】人事制度の見直す際のコツは社員の不安を取り除くこと



人事制度を見直すことによって、会社と社員の双方にどんな「いいこと」がありますか?これが、私が人事制度の仕事を引き受ける際の質問です。人事制度や賃金制度を見直す場合、社員の関心はどうしても「自分の給料はどうなるのか?」というお金に関する部分に集中します。

経験則から言えば「経営の意思が社員にきちんと伝わっていない」という状況は多くの会社で見受けられます。社員の関心が金銭面だけに向いている場合、経営層は、自社がその状態であることに深く憂慮する必要があります。本来、会社と社員は一体不可分の関係にあるので、「会社だけがプラスとなり、従業員にとってはマイナスという制度」は成立しません。
私の場合、企業サイズに関わらず、経営トップを含む経営層と共に人事制度を構築するアプローチを取っています。これは「プロジェクトチーム」のようなもので、社長だけでなく、制度ユーザーである社員が納得し、理解することに注力しているためです。ほかにも、仕事やスキルは時代とともに進化し、変化するため、職種ごとのテクニカルスキルを整える際には、各部門のリーダーらを定期的に巻き込み、業務がスムーズに進むための「コツ」を明確にしています。これもまた納得性を高める手段の一つです。
これまで、社長自身があまり深く考えてこなかった「自社や社員のありたい姿」などを可視化、機会あるごとに言語化することで、会社と社員の成長につながるはず!との共有ができれば、社員の金銭的な不安は完全には解消されないものの、ある程度は軽減されるものと思います。なお、社員への不利益変更に抵触しないように、労働契約法第9条、第10条を抑えないと人事制度や賃金制度のリビルド(=見直し)ができないことを申し添えます。





 村上社会保険労務士事務所
〒939-8271
富山県富山市太郎丸西町
1-15-3
ダイアパレス城南公園602

TEL:076-422-8263
FAX:076-422-8271
  お問い合わせ
 
”Quote”

  スティーブ・ジョブズ