BLOG 未来は今日にある!
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作成日:2023/08/12
【BLOG】不正受給と紙一重!助成金はタイトな労働条件への対価



2023年8月10日:『雇用調整助成金の不正受給額を返還できずに倒産』

不正受給が多い原因としては、経営者のコンプライアンスの低さや経営不振などの理由から(事実や実態とは異なっているにもかかわらず)、助成金を受給するために申請内容を偽ってでも受給しようとする背景が考えられます。
また、一部の社労士や経営コンサルタントなどが助成金の申請に関して、経営者に不正受給に当たるような助言や指南をするケースも見受けられます。

何としてでも助成金をもらいたい❗という会社の欲求に専門家が過度に肩入れしてしまう。つまり会社に専門家として受給するうえでのタイトなリスクと背中合わせのアドバイスもせず、「待ったやNO!」が言えないこと。また、助成金は会社が受給してこそ「成功報酬」となるため、その場しのぎの手立てや小細工もやむを得ないという会社と専門家双方に誤った認識や解釈があると感じます。助成金は、常日頃からしっかりと労務管理等に取り組み、未来志向型の会社への「支援金」という見方がありますが、現状は労務管理に関して問題がある会社も多く、そのような会社が助成金を無理矢理申請するとどうなるか?ややもすれば、顕在化しなくても不正受給が多くなったり、ルールのダブルバインド化になるのは、当然の結果と云えます。
不正受給は犯罪です❗
不正受給認定者は、給付金の全額に不正受給の日の翌日から返還の日まで、年3%の割合で算定した延滞金を加え、これらの合計額にその2割に相当する額を加えた額の返還請求がされます。
加えて申請者の屋号・氏名等が公表される可能性があります。
助成金はかならず受給できるものではなく、「会社の日常がモノを言う」という認識を会社側も専門家側も持つべきであると思います。


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