作成日：2022/12/01
【BLOG】社会や働き手のマインドが変わる中での人事の取り組み
過日、セミナーで時間は短いながらも「基本給の考え方」を示したところ、数社からお問合せがあった。わずかのエッセンスを提供するだけでも会社や経営者層に化学反応（気づき）が起きることがある。やはり、今後もこの活動（Seminar）を継続させる意義があると感じた。
ところで、評価というと「個人への視点」で考えがちであるが、チーム力を高め、心理的安全性に繋げたいのであれば、心理的安全性に繋げるような評価方法や目標設定方法に変更することでそれを高めることが可能になる。
ミスができない評価方法や短期の成果が気になる評価方法では、物事に対する興味や探求心など「人の内面的な要因によって生まれる」動機づけが醸成しにくく、安心して仕事ができないケースが起こりやすい。結果として、会社の競争力を弱め、個人のやりがいや成長を鈍化させる原因に繋がりかねない。
そこで、各々がさまざまな視点から率直な対話ができるように、個人評価からチーム単位での評価に変更したり、ランク付けを廃止し、OKR「Objectives and Key Results」を導入するなど近未来を創造する制度を取り入れることで、変化に強く、従業員間で賞賛し合う風土へとシフトすることが、正解のない・これからの時代を乗り切る人事の取り組みになると考える。
最後にP.F.ドラッカーの名言から！
人が何かを成し遂げるのは、強みによってのみである。
弱みはいくら強化しても平凡になることさえ疑わしい。
強みに集中し、卓越した成果をあげよ。
