作成日:2021/04/01
【BLOG】整備されていますか?評価のプラットホーム
➢整備されていない〜評価の基本の基本‼
給与を左右することになる評価基準には、「現状の成長段階」を把握し、「近未来の期待人材像」へ到達するため評価項目を設ける本来の意味合いがあります。これによって、各社員に応じた「ギャップを埋めるための課題」が可視化でき、中身のある評価を繰り返すことで成長へと繋がります。
この評価基準が無いと、いまの現状と理想の状態を比べて、どんな役割が求められているのか?また、何を身に付け、どんな目標を達成すればよいのか?それらがわからないと社員は無駄な努力を繰り返すことにもなり、仕舞いには成長意欲が止まってしまうことにも繋がりかねません。
これを解決するには、社員の誰が見ても目的と目標が明確である評価項目を作成することが求められます。評価基準は、期待人材像を描いた上で、社員を巻き込みながら職務階層別に整えることがベースになります。評価基準を明確にすると、評価者にとっても評価がしやすくなり、また評価される側にとっても、求められていることが明らかになるため納得性やモチベーションが高まることが期待できます。
繰り返しますが、時代にマッチングした期待人材像が漠然としていると、グレード(等級)や評価基準も曖昧なものになってしまいます。そしてキチンとフィードバックできない人事評価制度は完全に片手落ちとなります。経営ビジョンを実現するには、先ず、会社としてのあるべき姿、ふさわしい人材像を描いたうえで評価制度を整えることが重要なのです。