◆ 所長からのメッセージ:社労士事務所が実践する組織風土改革
企業変革に不可欠なのは、全体最適という視点です。人体と同じで、企業にも同じ理念と価値観を隅々まで浸透させていく必要があります。
「私たちは何のために働いているのか」という実存的な問いから「そのために一人ひとりがどう活躍していくべきなのか」まで、人的資本経営の視点からもその方針が確立されていなければなりません。
この変革の道筋には実に様々なセクションが存在し、法的側面から人事制度、チームビルディングに職場環境整備まで、対応すべき事項が多岐にわたります。
私たちは、単に社会保険や助成金の手続きを行う社労士事務所でも、一時的な研修を提供する事務所でもなく、法的専門性と会社のVisionに紐づいた人材育成のノウハウを併せ持つ組織です。
労働法規に精通した専門家として、企業のコンプライアンスを確保しながら、組織風土改革に必要な要素を総合的に支援し、企業と従業員の双方が成長できるWell-beingな環境づくりを一貫してサポートします。 ................................................................................................................
❑ 私たちのミッション「労使が共に幸せになるお手伝い」
私たちの社労士事務所のミッションは、
とてもシンプルな一文に込められています。
社労士という専門職は、どうしても制度や手続きの仕事が中心になりがちですが、その根底にある「なぜその仕事をしているのか」「どんな想いで向き合っているのか」という部分を、経営者の方には「信頼できるパートナーとしての姿勢」を、またスタッフには「自分たちの仕事の価値と意義」を、それぞれ異なる視点からストーリーテーリングにしてみました。
「労使が共に幸せになるお手伝い」
このシンプルな言葉の裏には、深い想いが隠されています。
🔳企業という舞台で織りなされる人間ドラマ!
「企業は人なり」—よく耳にする言葉ですが、その言葉の奥には深い真実が隠されています。 経営者は、船長のように会社と運命を共にする覚悟を持つ。嵐の夜も、凪の日も、その船と共に歩み続ける宿命を背負っている。一方で従業員たちは、人生という長い航路の中で、より良い港を求めて”船を選ぶ自由”を持っている。
この微妙なバランスの中で、もし経営者が目先の結果を追い続け、従業員一人ひとりの想いや成長に目を向けなくなったら、従業員の心は、まるで潮が引くように静かに、しかし確実に離れていってしまう。だからこそ、一人ひとりの心の声に耳を傾け、彼らの成長を心から願う経営者の下で、本当の企業の実行力が生まれるのではないでしょうか。
🔳持続可能な経営への想い
労使間で問題が起きたとき、私が大切にしているのは『会社全体の未来を見据える』という視点。昨今「100%経営者の味方」を謳う同業者もいるようですが、私は決してそうは思いません。会社とは、労使が力を合わせて初めて成り立つ場所だからです。経営者の立場に立ちながらも、問題の根本を見つめ、会社全体が持続的に成長し、そこで働くすべての人が幸せになれる環境を出来る限り追求したいと心がけています。
🔳失敗から学んだ”WIN-WIN”という美しい調和
理想的な会社とは、経営者と従業員が手を取り合って、同じ星を見上げることができる場所。お互いの成功が、相手の成功でもあるような、そんな美しい調和が生まれる場所だと思っています。
しかし、それは一夜にして築かれるものではありません。私も数々の失敗を重ね、時にはスタッフの信頼を失いかけたこともありました。けれども、その失敗こそが、毎日の小さな積み重ねの大切さ、お互いを思いやる心、そして何より「共に幸せになりたい」という純粋な願いの尊さを教えてくれました。