作成日:2021/01/15
【BLOG】人事施策をエビデンス(根拠)で考える重要性
とくに中堅企業以上向けに仕事を推し進める中で重視している手法があります。それは、従業員から客観的なデータを取ること‼
やはり、エビデンス無くしては闇雲に上位職は下位職へ責任や原因を転嫁してしまいます。
たとえば、社員が動機づいているかどうか、高いエンゲージメントをもって働いているかどうか、は、受け手である社員の主観的な認識に左右されるものであるため、マネジメント側(管理職)の一方的な主観のみでは正しく評価することはできません。
あくまで、従業員一人一人がどのように感じているかの客観的なデータを集め、その集積として結果を解釈しない限りはその全体像が見えず、そのようなデータがない中では、ともすれば経営から全く見えない中でいつの間にか従業員が活力を失っていく可能性すらあります。
このような一人一人の認識のデータをどう取得するか、そしてそれをどうマネジメントや人事の様々な意思決定に活かしていくかは、VUCAと呼ばれる先々の予測が困難な時代では、今後ますます重要なテーマとなるに違いありません。
その一方、企業は規模が大きくなるほど組織が縦割りとなるため、リスクを嫌うマネジメント層の理解が得られなければ、そもそもデータ収集が実行されないことが多いのもまた事実なのです。